木曾ウルルン釣行記

Kawatombo Ken

2008年06月15日 00:34

TOMOがぁ~、
木曾でぇ~、
ヤマトイワナにぃ~、
出会ったぁ~

下条アトム風に♪(笑)

6月13日、Kawatombo兄弟で木曽川に行ってきました!
場所は、hajihaduさんに紹介していただいた渓、そんな訳で詳細は一切明かすことは出来ませんが・・・
素晴らしい渓相の川でした(^^)b

前日の23時に出発し、道の駅木曽駒に付いたのは3時くらい・・・・例によって弾丸釣行です(笑)
2~3時間仮眠を取ったものの、やはり眠い
でもまぁ、川を見てしまえば、へっちゃらです!!(^^)b

ゲートを越えて、ここから約1時間、4kmのハイキングです
寝不足の身には堪えます・・・しかし、TOMOは元気!!
「ヤマトが釣れる!!」この情報に、TOMO、昨夜からテンションが上がりまくってるんでしょうね(笑)

今回は、トートバッグにウェーダーを入れて、釣場に付いたら丸めてリュックに!
長距離を歩く際の新たな「暑さ&蒸れ」対策でしたが、結構快適でしたよ!!
TOMOに時折待ってもらいながら、重たい身体を引き摺って、何とか情報にあった入渓地点に♪

初っ端のプールから、いきなり良型の反応が!!
バラしてしまうものの期待感は高まります♪
おっ!
早速TOMOにヒット!
渓相に似合った白っぽい綺麗なイワナですが・・・これはYN型ですね
しかし嬉しそうなTOMO♪
「YN型、と言うことはこの川生まれのイワナだろ!嬉しいさ!!」
さすが!良識あるフライマンはこうでなくちゃ!!


私にもポンポン当りは来るんですが・・・すっぽ抜け連続・・・何故?
中には25~27の良型も・・・(T_T)凸
アマゴを掛けたTOMO、ネットインしたものの「沈」
上から下までズブ濡れです・・・
今日は気温が高かったんで、まだマシでしたが、やはり兄貴を差し置いて2匹も釣った報いでしょう♪
俺より先に釣った奴は、みんなこうなるんじゃあ!!(笑)




それでも、また釣るTOMO・・・
残念ながら、またYN型でしたが(;^^A
忘れてた!
TOMOは何かトラブルがあった時、絶好調になるんだった
竿を折った時、リールを忘れた時、
彼はいつもその鬱憤を晴らすべく釣りまくるのでした・・・(;^^A
相変わらずすっぽ抜け地獄の私・・・ヤバイ!!

こうなったら、恥も外聞もなし!
TOMOも見つけたライズを譲ってもらって・・・
一発!
23cmの良型、幅広のアマゴです(^^)b
源流域で、ライズの釣が出来たのは久々です!!
何とか兄貴の名誉挽回も出来た所で一安心(笑)

ここの渓相は、本当に素晴らしいですね♪
南アほど厳しくは無いですが、ダイナミックな渓相は実に釣っていて楽しく、心が癒されていきます!

こんな素晴らしい川をテリトリーに持つ、hajihaduさんが羨ましいですよ!!


今度はイワナが私に!
う~ん、またYN型です・・・
嬉しい事は嬉しいですが、放流されたニッコウ系の侵食は随分進んでいるんですね
こういう状況を何度も聞かされている私としては、なんとも複雑ですね(;^^A



それはともかく、TOMOの後ろで釣った2連続イワナ!(右側はもしかしたら純血かも?)
段々好調になってきましたよ(^^)b
Kenの逆襲です(笑)

しかし・・・純血は出ない
「やっぱり難しいんだね・・・」
TOMOが、少々寂しそうに呟きます
そして、追い討ちを掛けるように
「ドーン!!!」
地響きと共に、大きな音が聞こえてきました、足元に振動すら感じました
ダイナマイトでしょうか?プールに居たイワナが一斉に散って行きます・・・

後で聞いた話ですが、震度4の地震があったそうで・・・!!
それだったのかなぁ?

それを機に、反応が極端に減り、今まで釣れないまでも時折顔を見せてくれた良型は、影すら見えなくなりました・・・
「何とか純血に会わせてやりたかったけど・・・無理かな?」
しかし、あきらめずにキャストを繰り返すTOMO・・・・

そして、その時は来ました!
脇を流れる小さなプールに、ライズしているイワナを見つけたTOMO
幾度目かのキャストで釣り上げたその一匹を見た瞬間
一目で判りました!
白点の無い背中
独特のマダラ模様
間違いない!!
純血のヤマトです!

前回の木曾釣行で釣った、黒っぽい魚体とは随分違って
底石の色に合わせた白っぽい魚体は、かつて釣り上げた天竜ヤマトに近いですが、
側面のオレンジ色の斑点の美しい事!!!
ああ・・・なんて神秘的な魚なんだろう・・・
私はヤマトに関しては、人が釣ったとしても、自分が釣ったのと同じに嬉しいんです!
ココに、この魚が居た!居てくれた!それが何より、最高に嬉しいんですよ(^^)b

詳しい方が見れば、もしかしたら「混血・・・?」なんて事もあるかもしれませんが・・・
まぁ、今回はTOMOの初物ゲット、と言うことで大目に見てやってください
さすらい人さんの言葉を借りれば、「釣り人的には」純血のヤマトイワナゲット!!と言うことで(笑)



あまりの嬉しさに雄叫びを上げるTOMO!
マジで「天気玉」でも出しかねないほど喜んでおりました・・・(;^^A
これで、ともかく目的達成!!

この後も、釣り上がったり、支流の様子も見てみたんですが、結局良型は出ずに終了
やはり地響きで、魚が散って以降は反応も悪く、難しかったです
それでも二人とも7,8匹の釣果と言うのは、この川のキャパシティーの凄さが感じられましたよ(^^)b

小物ばかりでしたが、サイト有り、ライズ狙い有り、ブラインド有り、と・・・
FFの醍醐味を存分に味わえた最高の釣行でした!
このサイズ、匹数でもお腹一杯です(^^)b

さらに魚影は、物凄く濃かったです!!
「見える魚」が多かったんで、それに振り回されすぎましたね、楽しかったですが・・・(汗)
キッチリ粘れば、大物も釣れたのでは・・・唯一の反省点はこれですね!

しかし、帰りの車中、興奮が冷めやらないTOMOは
「最高の釣りだった!!」
「絶対、また来たい!!」
「こんな面白い釣りは、いつ以来だったかな?」
「この後、関東近辺に行く気がしなくなっちゃうよぉ~、どうしてくれるんだ(笑)」

と言っておりました!!!
hajihaduさん、本当にありがとうございました!!

Kawatombo Ken

PS.
ヤマトを釣ってひとしきり喜んだ後、急にTOMOが寂しそうに呟きました・・・
「こんなに苦労しないと、ヤマトには会えないんだね・・・」
TOMO、そうなんだよ・・・
全然違うだろ?ニッコウ系とは別の魚だろ?
10年後には、この美しく神秘的なヤマトイワナは本当に幻になってしまうかもしれないんだよ!!
「この川、守らないとね・・・」
「そうだね・・・」
自然のままの河川、それの大切さに、改めて気が付いた、Kawatombo兄弟なのでした・・・


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