奇跡の杢目合わせ!!
ランディングネットの内張り・・・
恐らくネットクラフトの中で、最も難易度の高い工程の一つでしょうね♪
丸く筒状に曲げるだけでなく、グリップとの接触部分は「R」が小さく、非常に折れやすいのです
特に今回使った「花梨タイガー」木の性質が、堅い!曲げにくい!折れやすい!と3拍子揃った難易度
の高い材料です
No.41カーブネット スズケンさん用
まぁ、そこは良いんですが
真っ直ぐな木を、丸く曲げるわけですから・・・必ず出てくるのは「両端の接続部分」
通常材木の一端を斜めに削り、もう一端を重ねて圧迫して接着・・・乾燥後平らに削る、と言う工程です
無論、接続部分は
このように、木目が違うわけですから「ここで接続したんだな・・・」と丸判りです♪
「これも味わいだ!」と、思っているんですが
常に、出来ることなら接続部分を判らないようにしたい・・・と思って工夫するようにしています
理論的にはこう言う事です
内張りに必要なフレーム材の長さは、約80cm
購入するフレーム材の長さは、100cm~180cm
この長めのフレーム材の、ある区間のを取ることで、80cmの両端の木目が繋がるようなポイントは無いだろうか・・・
バール材や、シャム柿などの、ランダムな木目が現れる材木では比較的見つけやすいです(そもそも適当に木取りをしても、繋がっている様に見える事もしばしばです!)
それが、虎杢や縮み杢となると・・・その難易度は跳ね上がります・・・
そこで、これをご覧ください
前述のランディングネットの内張りですが・・・見事に繋ぎ目が消えてるでしょ?
狙った事は狙ったんですが、ここまで上手くいったのは奇跡的です(笑)
この後の工程が楽しみです♪
No.43水神ネット”One Thousand Dragon” TOMO専用機
内側の紫檀がくっ付きました!
手にスッポリと収まる小さめの鹿角なので、カーブネットが苦手なTOMOでも比較的使い勝手が良いのでは!?
何より、鹿角の元のフォルムを生かした斬新なデザインが面白いです(^^)b
今まで試作品を使うことが多かったTOMO・・・初の専用機!
気合を入れて作ってやることにしましょう( ´∀`)ノ
No.34水神ネット urushi-iwanaさん用
ベーシックなストレートテイストの水神ネット♪
以前作ったものに比べて少々細身かな?
やはり鹿角と黒檀は、無難に良く合いますね!!
No.40水神ネット Kaz-Manさん用
チョットS字に「クネッと」曲がったフォルムがセクシーです(笑)
基本的に水神ネットは、鹿角のクセと言うか微妙なカーブに逆らわずにフレームの形を決めていく訳ですが
時に、自分でも想定していない素敵なフォルムを描き出してくれます♪
クラフターとしては、自分の思い通りに「素材をねじ伏せたい」と言う気持ちが有る事は否定できませんが
それをやると大抵失敗します・・・(;^^A
自然は人間の思い通りにはならない・・・クラフトをしながら、「川を真っ直ぐにしちゃダメだよな!」なんて思ってみたりもしています(大笑)
Kawatombo Ken
PS.
最近、全然釣りにいけないよぉ~!!
かつての私の釣行記事に「フン!」を入れてくる3人の気持ちが、判ってきました(笑)
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