川蜻蛉の舞う渓にて

なんと去年の4月1日以来の完成報告・・・実に1年ぶりです（；＾＾Ａ
自分用のネットとしては、紛失した不死鳥ネット以来の報告になりますね♪

そう！！
ようやっと自分用のネットを作ってしまったのです（＾＾）ｂ

Kawatombo Net No.46のの字ネット試作

グリップ：メイプルバールスポルト
フレーム（外側より）：
　　花梨玉杢
　　神代タモ縮み
　　魚梁瀬杉変わり玉杢
ネット：クレモナ糸4号、ダークグリーン
ヒートン、リング：Gold
仕上げ：オイルフィニッシュ
オーナー：Kawatombo Ken

変わった形のネットでしょ？
なぜ「のの字ネット」と言う名称は、フレームをぐるりと360度＋90度「の」の字状に曲げてあることから名付けました。
他にも「６の字ネット」「σ（シグマ）ネット」なんて言う名称も考えましたが、「ののじ」と言う言葉の響きが脱力感と言うか、ゆる～い感じが気に入ったので結局これにしました(笑)

持ち方はこんな感じ

何！？使いにくそうだって？？？
その通り！使いにくいです(大笑)
でもね、私の釣りにおけるランディングネットの用途って何なのか？考えてみてください。

この程度の魚をすくうのに、ネットが必要なんでしょうか？
答え：必要ありません！(笑)

『ランディング』ネットが必要な魚なんて、滅多に釣れるもんじゃありません。
そもそも大きな魚が釣れる場所に行かないし・・・狙ってないし・・・
じゃあネットの用途って何？？

これです！

魚の写真を撮る時に「魚を保持するための道具」、もしくは魚の写真の見栄えを良くするための「背景」「額縁」なんです！！
そういう考えに至った時、何かが頭の中ではじけました♪
折角良質な杢入りの材木をグリップにしても、魚をアップにするとグリップ部分は見切れてしまいます。

「勿体ないなぁ・・・」ずっと思っていました。
ならば、『見切れないグリップにすれば良い』のです（＾＾）ｂ
これぞ逆転の発想！

ただ・・・いくつか気になる点も

見た目上最大のポイントは、内側にフレーム材の美しい断面が来る事なんですが、どうせならもっと広い幅で断面を出したかった事が一つ。
もう一つはフレームの厚みが、普段は1.5mmを4枚重ねで6mm、または1.5mm3枚に1mmを2枚で6.5mmとなるのに対して、今回のネットは3枚重ねで4.5mm
強度的には十分なんですが、やたらと細い印象でチョット寂しい感じがする事・・・

う～ん・・・
これは改良型を作る必要があるな！
またクラフターの虫が疼いて来ました(笑)

Kawatombo Ken