ムハンヤマメ探索記〜実は後厄だった〜

Kawatombo Ken

2011年04月06日 00:30

ここ数年毎年4月になると必ず向かう「ムハンヤマメの沢」
1匹釣ってキチンと写真を撮ったら(携帯電話ではなくww)、もう行く事は無いだろうと決めていたのに
いつの間にやら年中行事になりつつあります・・・(;^^A
この沢も、もはやほとんどのポイントを知り尽くしたホームリバーと化しています(笑)

さて、釣行開始です!

魚影は例年より濃いように思えますが、明らかに最近叩かれた感じの反応。
フライを見に来る魚は多いけれど、バイトに至らず1匹目が中々釣れません・・・

パチャ!

ヒット!!と思った物のすっぽ抜け(;^^A
枝を釣ってしまいました。もはやコレもお約束のような物ですね(笑)
回収しようとラインを引っ張ると・・・ブチッ!
リーダーが切れてしまいました、前回の釣の時に石か何かで擦れていたんでしょう。
ラインメンテを怠った事が原因なんでしょうが、まさかコレが大きな悲劇を生む事になろうとは・・・

堰堤の下まで釣りあがっていたので、高まきをしてからリーダーの交換をする事にしました。
土手に腰掛け、ラインにリーダーを結び
「あれっ?クリッパーをどこにしまったっけ・・・」
ゴトン!
有り得ない事に、リールシートからリールが外れて落っこちてしまいました。

コルクグリップならばこんな事は起きなかったんでしょうが・・・
「あっ!!!しまった」気が付いたときにもはや遅く、オムスビコロリンの如く土手を転がるフライリール!

ザパァァアアン!!
考えられうる最悪の事態、堰堤の下(昨日は滝壺と表現)に落ちてしまいました(T^T)
ダイワロッホモア&フライライン・・・約20,000円の損害です。
前回は愛用のロッドを折ってしまうし、今年は厄年か!?(実は後厄です。ロッドの話はまた後日)

落ち込むのは帰ってからにするとして、これからどうするかが問題です。
運悪く予備のリールは自宅(元々ロッホモアが予備リールで、一軍のフリーストーンは整備中)
メールとブログにSOSを発信し、友人達から対処法を募ることにしました。
集まったアイデアは!

1.帰れ!
→帰りたくないからアイデアを募っているんだって

2.魚をロッドで刺して捕獲
→魚死んじゃうし、そもそも刺さらないし、ロッド折れちゃうし

3.水に潜って魚を手掴み
→水温10℃無いって!、そんなこと出来るならリール回収するし!

4.フライラインを手に巻きつけるか、ポケットに入れる
→フライラインもありません、リールと一緒に滝壺です。

5.リーダーをトップガイドに直接結んで、リーダーキャスト
→コレが一番現実的ですね♪

よし、コレだ!!
・・・・
・・・・
・・・・
リーダーもありません(;^^A
新品は滝壺に、替える前のリーダーは切れてるし

CREEK WALKERSさんのアイデアに従って3X〜6Xのティペットで、テーパーラインを作ってみるも
私の腕では数十センチも飛びません・・・
切れたリーダーの残ったテーパー部分を再利用しても、大して飛距離は変わらず・・・
万事休すか!?

ダメ元でバッグの中をもう一度漁ってみると・・・
なんと!?3年ほど前にTOMOの作って貰った「ファールドリーダー」があったのです!!!
持つべきは釣り馬鹿の弟ですね♪
システムを再構築です(^^)b

U+2460トップガイドに直結は何か不安だったので、第3ガイドにファールドリーダーを直結
U+2461リーダーのテーパー部分をループトゥループでファールドリーダーに接続
U+24623X〜6Xのティペットを順次接続
U+2463取り回しのことを考えて、全長約12ft

そしてキャストをしてみると・・・
見事にターンオーバー!!
流石はTOMO製ファールドリーダー♪よくリーダーキャストもしていましたからね!
しかし当然ショートキャストしか出来ないので、釣り方もそれに合わせなくてはなりません。
身を屈めて静かにポイントに近づき、出来るだけ物陰から静かにキャスト、1つのポイントを1投で仕留めるつもりで・・・
・・・
・・・
・・・
あれ??いつもの釣だ(大笑)

とは言え、それ程飛距離が出るわけもなくキャスト前に魚に逃げられるうえ
バイトがあってもラインの弛みで合わせが決まらない・・・
更に掛かってもラインを手繰れずナチュラルリリース・・・

辛うじて1匹釣るも大苦戦は変わらず(戦えずに敗退よりマシですが)

このままでは埒が明かないので、せめてもう少し飛距離が伸びれば、とフライをビーズヘッドニンフに変更
ところが私、実は自然渓でニンフを使って釣れた事が無いんですww
アタリが良く判らない、流し方が良く判らない、釣った事が無いので釣れる気がしない、こんな理由からなんですが・・・
・・・
フワっと動くインジケータ
「ん?」

釣れちゃいました!!!
何気にフライ暦数年にして、管釣り以外で初めてニンフで魚を釣り上げました(^^)b
しかもこの沢にしては何気に良いサイズ♪
久々にチョットまじめに撮影。

「今のがアタリと言う事は、これも?」

立て続けに2匹目

「ならば、もしかして・・・」ピキーン!!
「見える!私にもアタリが見えるぞ!!」

3匹目
何か掴みました♪
延べ竿(リール無しロッド)、玉浮き(インジケーター)、川虫(ニンフ)で瀬を釣る。
そう、これは子供の頃より慣れ親しんだ「ヤマベの浮かせ釣」だったんです!!

この時すでに3時、クララとの約束は釣りは4時まで・・・後1時間
しかしここから怒涛のラッシュが始まります!


なんとこの状況下でツ抜けの11匹!
恐るべし「ニンフの誘惑」・・・これはゴールデントラウトも釣れちゃうよな(笑)

トラブルを見事の乗り越え、新たな境地に至ったKenなのでした!

Kawatombo Ken




あれ?なんか忘れているような・・・
・SAGE愛好会さんからのメール
「なんか全部斑紋があるみたいだけれど?」
・・・
・・・
・・・
あ!!!

ムハンヤマメ探索はまだ続きますww

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