二日目の早朝5:00
チェックアウトをお昼まで伸ばせるサービスを利用してクララを宿に残し、再び向かうはカメクライワナの沢!
途中のコンビニで入漁券とオニギリ&飲み物を購入する。
余談ですが、普段は釣り用の飲み物にはスポーツドリンクなんですが、正直嫌いです(笑)
なので今回はお茶&塩飴をチョイス、結構具合が良かったですよ♪
さて二日目の釣りは、色々と選択を迫られることが多かったんですが、未だに自分の選択が正しかったのか自信がありません・・・
そこで問題形式で選択肢をいくつか提示しますので、良かったら皆さんの意見を聞かせてください。
釣り場に付いたのが少々早すぎたので(土曜日ですし先行者対策のためです。)、7時半まで休憩してから釣り開始!
これはフライマンなら異存のない所でしょう、むしろもっと待てという意見もあるでしょうね♪
さてここで問題です。
(1)沢が二つに分かれています。
一つはカメクライワナを釣るには本命とされている沢(A沢)ですが、昨日自分で終点まで釣り上がり、沢通しで退渓しています。もう一方の沢(B沢)ですが、少なくとも昨日は誰も入渓しておらず、A沢下流でもカメクライワナの生息は確認されていることから、B沢にも生息している可能性は十分にあります。しかし少なくとも私はB沢で釣れたという情報を得ていません。
どうしてもカメクライワナを釣りたい場合、A沢とB沢どちらに入渓しますか?
(補足)カメクライワナの出現率は1/50くらいとされており、なるべく数を多く釣りたいところです。
①A沢に入渓
②B沢に入渓
私の選択は・・・B沢。
単なるイワナ釣りとしてだけ見るならば正解!
入渓直後のこのポイントからは
開始5分でさっそく1匹目(^^)b
続いて少し間をおいて
このポイント、オーバーハングしている木とクモの巣を掻い潜ってフライを落とすと・・・
一発!
お腹が丸々と膨らんだ、なんだか他人とは思えないようなメタボイワナ(笑)
恐らく稚魚(またはカジカ)を食べたのでは?
そして
このヒラキからは
チョット良いサイズが飛び出てきました!
流石に1/50の確率のカメクライワナ・・・1/20の確率のムハンヤマメを釣るのに80匹もかかった私に、そう易々とは姿を見せてくれないようです(大笑)
とは言え釣り開始1時間にも満たないで3匹ですから、かなり良いペース!
釣り続けていれば、いつか必ず釣れる・・・はず、ですからね(^^)b
ここまでトラブルなしの順調な釣り!
しかし私の特殊能力『トラブルメーカー』のパワーは、そう甘くはなかったんです(笑)
このゴルジュ帯、結構深くて水中を歩くとギリギリ沈没しそうな雰囲気です。
左側が普通にへつりが出来そうだったので・・・
足を滑らして「沈」を予想した方、不正解です!
無事に渡り切りました・・・
が、しかし!!!
何故かロッドティップが折れています(T_T)凸
恐らくへつりの時に木の枝か岩に引っ掛けてしまったのでしょうが・・・
最悪です!!
さてここで問題です
(2)ロッドティップが折れてしまいました。
車に戻れば予備のロッドが有りますが、車に戻るには40~50分掛かります。
(現在8:30、終了時間は12:30)
この沢のポイントは開けた場所も多く、リーダーキャストだけでは辛いです。
しかしトップガイドなしでは、すぐにラインがロッドに絡まり手繰る事が難しいです。
どうするべきでしょうか?
①このまま続行!
②車に戻る。
私の選択は②でした。
実際に何回かトップガイドなしでやってみましたが、キャストやライン回収に思った以上に手間取るので、トータルで考えれば車に戻った方が手数が増えるだろうと判断しました。
車に戻って、さらにもう一問
(3)車に戻って、予備のロッドをセットしました。
この後どこに入渓しますか?
①初心貫徹、B沢に再入渓(+50分のロス)
②時間ロスを少しでも抑えるためA沢に入渓(+30分のロス)
③少しも時間を無駄にしたくないので駐車場所の脇から入渓
私の選択は③でした。
今にして思えば、これは失敗だったかもしれません。
(1)(2)の選択は仮に間違っていたとしても、数多くの魚を釣ると言う目的に沿った行動ですが、(3)での選択は「歩くのが面倒だったから」・・・
しかし入ってすぐ1匹釣れて、この選択も悪くないと思ったんですが
実は、これで完全にミスリードされていたんです。
この後、反応は極端に悪くなり終了時間が迫った12:30までの間に
僅か2匹の追加のみ・・・
気が急いて周囲に目を配る余裕も、他の選択肢を選ぶ余裕もなくなっていたんでしょうね。
反応自体はそれなりにあったのですが、すっぽ抜けやバラシを結構やってしまいました(;^^A
この時もう少し落ち着いていれば別の結果もあったかもしれません。
そんな時にそれなりの良型がフライを咥えた。
水中のイワナの背中が見えた・・・マダラ模様がある!!
体温が数度上がったかのような感覚、頭の中が真っ白になり無我夢中で取り込んだのですが
・・・カメクライワナではありませんでした。
背中の白点が薄く、背中に現れたパーマークがマダラ模様に見えたんでしょう。
しかし側面には全くパーマークが表れておらず、少なくとも私の記憶にはこうしたパターンの模様に出会ったことは無いです。
カメクライワナではないにせよ、特殊斑紋の生息地には色素異常などの変わった魚が釣れることは多々あります。
記録に取っておくに越したことはありません!
・・・
が、この3枚の写真を撮った後、逃げられてしまいました・・・
もしこれがカメクライワナだったら、一生後悔するところでした、反省!!
この時点で残り30分、ピッチを上げて釣り上がろうと思った矢先
なんと前方に釣り人(×2名)の姿が・・・ルアーマンのようです。
いつの間にか入渓していたのに気付けませんでした。
頭を叩かれた??
いいえ、話を聞くと彼らは私がB沢に入っている間に、私の車のすぐ横から入渓したそうです。
後ろから追いかける形になる事を覚悟で入ったわけですから、極めて全うな行為です。
本来なら林道を下ってくる時か、釣り上がり中の足跡で気付かなくてはならない事でした。
私の車の中を見て、先行がフライマンならルアーで釣りになると判断したそうで、かなり良い釣果を上げたらしいです。(ただしカメクライワナは釣れていませんでした・・・ホッ)
最後に私が今日B沢昨日A沢に入った事を伝え、彼らと別れました。
これでタイムアップ・・・
残念ながら今回も、カメクライワナに出会うことは出来ませんでした。
朝一にA沢に入っていれば・・・
ロッドが折れてもリーダーキャストで粘っていれば・・・
足の疲れに負けずに分流点まで戻っていれば・・・
色々と後悔が出てきますが・・・この後悔も含めて「楽しい」釣行でした。
来年になるかもしれませんが、また必ず再挑戦に来ます。
待ってろよ!カメクライワナ!!
今回の探釣の結果
普通型イワナ:34匹
1/50の確率で釣れる魚を34匹釣って、少なくとも1匹は釣れる確率:49.7%
(昨年釣った26匹も計算に加えると・・・70.2%)
Kawatombo Ken
PS.
この後はお決まりの
グルメ→温泉コース・・・(;^^A
家に着いたのは日が変わってからだったのですが、この話はまた別の機会にしましょうか(笑)
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