2009年07月11日
ハムスターエアコン試作零号機、一応完成♪
夏の暑さに弱いと言われるハムスターのために
とうとう完成しました!
『超小型自作エアコン』
半導体素子等に全く興味の無い方にとっては
「いくら何でもクーラーなんて作れないだろう!」
と思うことでしょう、事実私も無理だろうと思っていました・・・(;^^A
ただ一応私の根本にある考え方は
『自然の造形ならいざ知らず
世の中にはエアコンを作っている人が居る=作る方法が存在する
=その方法を知り、必要な道具と材料が揃えば、作るのは不可能ではない』
と言うものです(^^)b
同じ理論で、ランディングネットも作りましたしね♪
とうとう完成しました!
『超小型自作エアコン』
半導体素子等に全く興味の無い方にとっては
「いくら何でもクーラーなんて作れないだろう!」
と思うことでしょう、事実私も無理だろうと思っていました・・・(;^^A
ただ一応私の根本にある考え方は
『自然の造形ならいざ知らず
世の中にはエアコンを作っている人が居る=作る方法が存在する
=その方法を知り、必要な道具と材料が揃えば、作るのは不可能ではない』
と言うものです(^^)b
同じ理論で、ランディングネットも作りましたしね♪
見た目は実に単純そうですが、実は作りも単純です!(笑)
ペルチェ素子(ベルチェorペルティエ)と言う物がありまして・・・
写真が無いんで、稚拙な絵で申し訳ないですが・・・
要するにリード線に直流電流を流すと、片面は温度が上昇し、もう片面は温度が低下すると言うものです
詳しくはwikipediaでも見ていただくとして・・・(笑)
要するにこのハムスターエアコン
このペルチェ素子を二つのヒートシンクでサンドイッチした、ただそれだけの物です♪
と、まぁこう言ってしまえば簡単なんですが、実際にそれでハムスターケージに使用できるエアコンの形にするのは、ナカナカに骨が折れました・・・
見た目もそれなりに重要なので、透明アクリルのボックスを使用して、ダクトと結露水受けを作り
内部に冷却側のユニットを入れ込む・・・と言う形状にしてみましたよ(^^)b
放熱と吸熱が上手く動いてくれるかどうかが気になったので、完成後丸二日間連続運転(ハムスターケージには設置しないで)しまして、データを取ってみました(一時間毎くらいに温度を計測しての、平均またはピーク温度)
ダクト吸込み側温度:28℃
ダクト吐出し側温度:16℃
放熱空気温度:48℃
放熱板最高温度:72℃
吸熱板最低温度:12℃
ダクトの吸込みと吐出しで、12度の温度差が出たので、一応風量と放熱板の温度のバランスは取れているようです♪
吸熱側のファンを停めると、たちまちヒートシンク一面に白く霜がこびり付くので、実際の吸熱板の温度は氷点下を下回っているんでしょうね!
ただ・・・ケージ全体を冷やすのには容量が不足しているようでして
実験で用いたプラスチック製の衣装ケース(60×30×25)ですら、30℃から28℃まで冷やすのに数時間を要し
それ以上に温度を下げる事はついに出来ませんでした・・・まぁ予想は付いていた事ですが(;^^A
で、別発想です
配置を工夫して、吹き出しの風を前回紹介した「クーリング巣箱」の放熱天井に当てる・・・と言う方法を取りました
それによってケージ内に温度差が生じて
仮にケージ全体では30℃を越えたとしても、風の当たる巣箱の上は涼しい♪
(ただしハムスターは汗腺が無いので、あまり風を喜ばないようですが・・・)
そして巣箱内は、冷風によって放熱が促進されて、更に涼しくなる!という寸法です(^^)b
取り付けて二日ほどですが、モモは巣箱の上で昼寝したり
暑くなると巣箱の中に入り込んだり、涼しい日には巣箱内におが屑を詰め込んだりと
上手に二つの冷房装置を利用しているようです!
空調無しの部分も作る事で、抵抗力と言うか、暑さへの慣れと言うか、お散歩の時の温度差に体調を崩さないでくれるためにも丁度良いかもしれません♪
そもそもハムスターは砂漠地方の生物
夏の日中は40度を越える外気温を避けるため、昼間は地下の巣穴で過ごしているんですから、環境としては近いのかもしれないですね!
お散歩中に測定した所
室温:28.5℃(湿度60%、湿球温度22.5℃、露点温度20℃)
ケージ内:29℃
巣箱上部:26℃
巣箱内部:22℃
巣箱放熱板:20℃
放熱板は湿球温度以下まで下がっておりました、エアコンがそれなりの能力を出していると言う証明ですね(^^)b
最も暑いときは、巣箱内の金属壁に身体をくっつける事で、かなりの「涼」を取れる事が判明!
一応想定の範囲内の運用が可能と判断しました!
ただ先ほども記載した能力不足の関係上、ケージ内の温度で制御をかける意味はほとんど無いと考え
サーモをケージの外部に取り付けて、室温による制御を掛けることにしました(当面は室温28℃以上でON)
この夏は家庭用クーラーと併用して、様子を見ながら運用していきたいと思います!
理想的にはハムスターケージはこのシステムだけで温度制御をしたいところですが・・・これは一夏データを取ってからにした方が良さそうですね
Kawatombo Ken
にほんブログ村ゴールデンハムスター
にほんブログ村フライフィッシングのランキングに参加中です!
一日一回ワンクリックにご協力くださいね♪
Posted by Kawatombo Ken at 11:44│Comments(0)
│ハムスターエアコン自作計画
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。